台風19号も過ぎて、そろそろ寒くなるし、
バッテリーもあがらないようにどこかへ散歩に行かないとなーと
地図を色々眺めた結果、韮崎をチョイスしました。
iPhone11 proのナイトモードもしっかり使おうということで
夜半ごろから行動開始です。
今回は飛び石の月曜日に休みを入れての平日走行です。
目的地が韮崎なので、サクッといってしまうと160kmあまり。
下道を長距離走るプランでもないので、高速に乗ってしまうと
ちょっとツーリングとしては物足りない。ということで下道でまったりと。
国道20号、甲州街道沿いにちょいちょいと休憩しながら進みます。
もうさすがに10月後半にもなったので、最低気温は平地で15度くらい。
中華まんが美味しい季節ですねえ。
コーヒーはホットかアイスか迷う余裕がまだありますw
来月の今頃は震えながらホットコーヒーをスリスリしているでありましょう!
そういえば大垂水峠を下道で越えるのも久しぶり。
時間は夜中の2時半なので交通量も少なくて快適です。
さすがに大動脈だけあって外灯も標識もしっかりしているので
夜中の走行でも安心。前の車に追いつかないペースで越えていきます。
府中→上野原とコンビニ休憩をつないでいきます。
ナイトモード、肉眼よりクリアに映るので暗さが伝わらない難点ありw
台風19号の影響で各所土砂崩れが発生したあと、
中央道は全線通れるようになったものの、下道はまだまだ。
大月から先は法雲寺橋が崩落寸前で通行止めなので
現在大月〜勝沼の利用に限って無料開放中の中央道で迂回です。
せっかくなので区間内にある初狩PAでトイレ休憩も済ませます。
この辺りは少し降っていたみたいで路面はやや湿り気味。
とはいえ、雨雲は去った後のようで、降られることなく甲府入り。
勝沼で再度甲州街道に戻ったら、そのまま甲府盆地をずばっと横断。
ここまで綺麗な景色ならフルーツラインにも寄ればよかったなあ。
ぶどう棚越しに遠目に見える街の明かりがキラキラまたたくようで美しいです。
甲府を抜けたら道は再度登り坂へ。
明媚な本町通りを抜けて、少し脇道入ったところに本日一つ目の目的地があります。
こちらその目的地。韮崎市立観音山公園の平和観音。
七里岩の南端に突き出した崖上に位置し、見下ろすように立つ観音像ですね。
目的地は平和観音ですが、ここに来た目的はこちら。
観音山公園からの眺め。
中央左側に見えるながーい光は韮崎駅のホームです。
今日はここでタイムラプスを撮ろう・・・という目的だったのですが、
あまりにも道路状況がよくて到着予定時間からずいぶんと早着でした。
夜明けの6時前までまだ1時間はあるので、
近くのコンビニで朝ごはんを食べて時間をつぶしたあとリトライ。
ということで5時半ごろに再訪し、撮れたのがこちら。
わかっちゃいたけど曇り空なので太陽はチラっとしか見えないなあ。
街の明かりが太陽光に置き換わっていくのが綺麗ですね。
空気は綺麗で遠くまで見通せたので、戦果はまずまず。
夜明け後は観音様も自然光でよく見える。
6時の始発を見届けたら、第二の目的地に移動します。
第二の目的地は同じ七里岩南端付近、ガードレールの裏側の・・・
こちら。有名スポットの七里岩ループこと青坂隧道。
県道17号の2011年に廃止になった区間なので、旧道(廃道)ですね。
季節柄では説明がつかないくらいの落ち葉と枝と落石は
廃止からの年月のぶんだけ積もりました、といった感じ。
正面からどどーんとトンネル。広角で。
センターラインは引いてありますが、まぁすれ違いは・・・という道。
こういう狭くて短いけれど不気味で存在感のあるトンネルが
21世紀までしっかり現役の幹線道路だったというのはすごいですね。
左右の石垣もいい味を出しています。
トンネルをくぐって、てくてくとそのままループ部分を登っていきます。
さすがにトンネル付近は先が見えないとつっかえるので、
少々カーブがゆるく作られているようです。
トンネルを抜けた先はぐるっと捻り込むようなカーブ。
ここは傾斜がきついので土砂が洗い流されてアスファルトがよく見えますね。
現役時代に削り取られてツルツルになった路盤に苔が追加で生えていて、
さらに朝露もあいまって非常に滑りやすい状態でした。
地図で見ると、上っていくルートは南南東から、
つまりアナログ時計の5時方向からアプローチして
時計回りにぐるっと1+1/4ほど回るルートになります。
ちょうど9時のあたりでは、西方向にいい感じの眺望が楽しめました。
そのまま更にぐるぐるぐるーっと回り込んで・・・ここでほぼ一周。
11時の方向を向きます。
さらにぐいーっと回って、1時の方向へ抜けます。
トンネルの上部からの眺めはこんな感じ。
結構な高さがありますね。現役時代に落ちた車はいなかったのだろうか・・・
トンネル上も舗装はしっかりしていましたが、
上に栗やら枝葉やらが積もりまくっていました。
とはいえ見物客が結構いるのか、はたまた両側が開口しているからか、
まだ中央付近の路面はよく見えます。
トンネル上より更に奥は掘割になっていて、吹き溜りなのでご覧の有り様。
路面が自然に還るまであと3年、といった風情。
無骨ですが面白い建築物なので、残して欲しいなーと思いつつも
維持管理だってタダじゃあないですからねえ。
行けるうちに行っておきたいという感じのスポットでした。
目的は果たしましたが、そのまま帰るのももったいないのでちょっと寄り道。
通勤ラッシュがはじまりかけの7時ごろから甲州街道を東に戻ります。
勝沼のインター横を少し脇道に逸れて、山に分け入ると・・・こんな道があります。
上の巨大な橋脚は中央自動車道。
中央道の建設時に大規模に法面を造成しましたが、
そのせいで古い道が絶たれて孤立する畑や集落があったため、
そこへのアクセス路として無理やり軽トラ一台分の幅で道路が作られています。
いつも80km/hノンストップで爆走している道の下にこんな構造物があるなんて、
存在が対照的でとっても面白い。
ちゃんとガードレールが整備されているところもあれば、こんな雑な造作の場所もw
路面が結構汚いので、何か踏んでバランス崩したら崖下真っ逆さま!
4輪だとそんなことはないのでしょうけど、今度は幅が狭いので脱輪が怖い。
沿道にはぶどう棚への入り口がちょいちょい。
もちろん路外は私有地なので立ち入らないようにしましょう。
橋桁のしたをクネクネと進んで行くと、中央道の路面より上に出る箇所もあります。
ここはすごく眺めがいいですねー。
山間部の高速道路がじっくり俯瞰眺できるスポットってあまりないので
とっても新鮮な視点でいいですす。
とはいえ、通るのに非常にヒヤヒヤする道だったので頻繁に来ようとは思わないかなw
この先には更に獣除けのゲートがあったりクランクがあったり、
もっと面白い道が続いているようなんですが、
無理に進むとバイクが本当に谷底にサヨナラしかねないですし時間も既に8:30。
そろそろ満腹ーってことで、探索はせずに勝沼ICまで戻ってふたたび災害迂回の中央道。
法雲寺橋が下道では抜けられませーんの看板も発見。
IC近くにはコンビニもないので、帰りも初狩PAに寄ります。
平日のこの時間に上りの中央道に乗ることなんてまずないので
道路状況のチェックも必要ですね。
検討した結果、平日の八王子界隈は渋滞も酷そうなので、
中央道で府中スマートICまで飛ぶことにしました。
府中から先は首都高も含めて渋滞していたので、甲州街道で新宿で帰路へ。
大垂水峠や大月近辺の甲州街道、中央道の八王子あたりもそうでしたが、
予想以上に生々しい台風19号の仮復旧箇所が目立ちました。
ひたすら土嚢・土嚢。またまとまった雨が降るらしいので、心配ですね。
ということで、だいたい12時間くらい走って、距離は短めの335.1kmでした。
探検したりタイムラプスで1時間くらいその場に止まったりもしましたからね。
距離の割には疲れた!
ODOはなんだかキリがいい11000kmとなりました。
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